ワキガになりがちな要因TOP3を解説
体臭の強さは人によって異なりますが、強い悪臭を発するワキガは他人に迷惑をかけてしまうため、できれば改善したいものですよね。
ワキガの症状を強める要因はいくつかあるのですが、これを知ることである程度自己対処が可能になります。
ここではワキガの症状を強める要因について見ていきましょう。
要因1:「遺伝」
ワキガは遺伝性があるとされており、両親がワキガだと子どももワキガになる確率が高まるとされています。
残念ながら遺伝は個人の力ではコントロールできるものではありませんが、自分の体質を知っておくことで自己管理がしやすくなります。
自分の体臭は慣れてしまって気づけないことも多く、知らず知らずのうちに人に迷惑をかけてしまっていることもあります。
家系で体臭がキツイと分かっているのであれば、自分の体臭にも気を配ることができますね。
要因2:「ホルモンバランスの乱れ」
ワキガの臭いはアポクリン汗腺の活動が活発化すると強くなる特性があります。
性ホルモンはアポクリン汗腺の活動を強めるため、女性は生理や妊娠、出産などホルモンバランスに変化を生じる時期に一時的にワキガ症状が強まることもあります。
またホルモンバランの乱れは人が生活する上でごく簡単におきます。
仕事が忙しく睡眠時間を十分に取れなかったり、夜勤など寝る時間が一定でなかったりすると影響がでますし、ストレスもホルモンバランスを乱す大きな要因になります。
良好な生活習慣が送れないことでホルモンバランスが乱れ、これがアポクリン汗腺を活発化させてワキガ症状を強める原因になってしまいます。
要因3:「食生活の影響」
アポクリン汗腺から分泌される汗は脂質やたんぱく質などを多く含んでいて、これが皮膚の常在菌で分解されることでワキガ特有のにおいを発生させます。
普段から欧米食に近い肉類を多く食べていたり、脂質が多い食事が続いていると、アポクリン汗腺から臭いの元となる成分が多く分泌されるのでワキガ症状を強めてしまいます。
またお酒が好きな人は体内で発生するアセトアルデヒドが臭いの元となり、より複雑な悪臭を醸し出す原因になります。
自己ケアの大切さ
遺伝の影響は仕方がないとして、食習慣やホルモンバランスを良好に保つことは努力次第で可能です。
症状が軽ければ、自己対処をするだけでだいぶ臭いが緩和されることもあります。
ワキガの症状を強める要因をできるだけ遠ざけるように、日ごろの生活を見直してみましょう。